逆指値注文は、指値注文の一種です。
なのでまず指値注文のおさらいをしておきましょう。
指値注文は、「この値段になったら買う、売る」という注文方法です。
当然「現在の価格より高くなったら売る」「現在の価格より安くなったら買う」
というように設定して売買を成立させるということになりますね。
この考え方は「モノをなるべく安く買って高く売る」という利益を追求する上での
最もベーシックなセオリーに則っていると言えます。
逆指値注文はこの全く逆をいくわけです。
要するに「現在の価格より安くなったら売る」「現在の価格より高くなったら買う」というものなのです。
これだけを聞くとセオリー崩壊もいいところだと思いますが、
使い方によっては以下のようなメリットがあるのです。
1.相場のトレンドを掴める。
2.損失を確実に止められる。
3.一定の利益を確保する。
順をおって説明していきます。
高くなることは必ず上昇トレンドがそこにあるということ、
反対に値がおちるということは現在のトレンドにそぐわない因子があるということなのです。
この流れというのは急激であればあるほど、その反発も大きなものになるという傾向があります。
要するに底を打ったあと逆方向への動きが加速度的に増していくものなのです。
そのトレンドをきちっと読む指針になるのです。
これ以上安くなったらその損失を抱えて走るのは不可能ということもあるでしょう。
ポジションを維持していれば必ず大丈夫といっても、
それまでに立ち直れないほどのダメージを受けうわけにはいきません。
このポイントになったらレッドゾーンというのを設定してそこに逆指値注文をだしておくことによって、
被害は確実に最小限のものとできるのはいうまでもないことでしょう。
逆指値注文は決してトリッキーな取引でもなんでもありません。
むしろ非常に手堅い注文方法といえるでしょう。
なぜならたとえば現在ドル円が1㌦=100円で円が102円の時点に逆指値注文(円を買う)
また101円の時点に逆指値注文(円を売る)を設定しておきます。
そうなると仮にこのケースで円の対ドル最高値が102円で最高値のときに売ることができなかったとしても101円で売ることで確実に利益を生み出せます。
もし2個目の逆指値注文をだしていなかったとしたら、
下降トレンドにのって買った値段より安くなってしまい赤字なんてことにもなりかねません。
大勝できなくても負けない、地味にでも勝つということを目標とした戦術です。
よって逆指値は非常に計算されたクレバーなものだと言えるでしょう。